ソフトウェアシンポジウムJasst2018東京
毎年参加している、Jasstなのですが、最新のQA技術や、トレンドなど学ぶ良い機会です。
なかなかQAのイベントが少なく、、楽しみでもあります。
今年も参加してきました。日本大学でした。
プログラムを見てみる。
今回は1日券を購入しました。初日のみ。
QAチームの立ち上げ
組織がある程度軌道に乗ると、QAを組織化。
何が必要なのか。纏めました。
①明確な組織図とQA部長もしくはQAマネージャーの役職を置く。
経営層などに報告する人材が必要となります。無いと、後々大変となります。
※誰もQAを引っ張る人がいなく、途方にくれることも。
②正社員だけで対応できるか、もしくはテスト実施だけ外部テストベンダーに依頼することも視野にいれる。
③どのようなテストをするのか?QA(品質保証)であるので企画に紐づくのが理想です。開発部に紐づくと、QAというよりもデバッグをやらされる可能性が大きく本来の目的とは異なってきます。
④QAの人数。どんなテストにQAテスター何名というような詳細な情報が必要。
これは組織図にも関わりますが。。
⑤テスト計画書、テスト設計書、テスト仕様書、テストレビュー書、テスト報告書、不具合起票、進捗管理表などをテンプレート化する
⑥テスト手動とテスト自動のラインを決める。リグレッションテストは、同じテストを何度もすることにより反復テストはテスト自動化で工数を減らす。
⑦テストフロー図を作成し、開発部やインフラ部、企画部に何を求めるのか、レビュー対象者なども含め。
⑧機能テストと非機能テストの実施
⑨テストツールの導入検討
SeleniumやJMerter
QAエンジニア
QAエンジニアではなく、昔はテスト要員。テストは、ひと昔前までは、誰でもいいからと言われるような要員でした。
アルバイトや派遣で済ませてしまえというような。
で、現在は、たとえ不具合1つでもその企業の命運が決まってしまう。
けっこうシビアです。
私が、QAエンジニアを始めたころは、QAという職すら少なく一体なんの仕事をするんだろうか。一応求人には書いてあるのですが、、、
使命だと思っているのがこちら
1.仕様に沿った動作を確認
2.不具合によるシステム障害を回避する
3.一定の品質を提供する
4.第三者からのテストというレビュー
5.独立性を保てないため
と考えると、そこそこの知識が必要だと思います。
開発スキルやインフラスキルも必要だし、全部知っていたほうがいいじゃん。結局は!
最近は、SI企業からWEB企業までQAエンジニアという職種がある。
品質にかける思いが昔とは違う。良いことだと思います!
また第三者検証会社も数多くあり、どれだけ良いものを世の中に提供するか。
基本、開発者が単体テストを担当し、結合テスト以降をQAが担当。
別にQAがunitテストしても良いですが、最低限、自分で書いたコードぐらいは開発者がテストした方がよい。
最近ではSET(テスト自動化)エンジニアの話題というか、力をいれる企業が多い。
リグレッションテストは、せめて自動化しテストコード書きましょうってことです。
スキルは、開発経験があったほうが。。。テストが好きな開発者が理想です。
Jenkins(CI)で自動でビルドし、Seleniumで自動テスト、その結果をレポートで吐き出す。
Seleniumがトレンドで、昔はIDEでFirefoxのプラグインで対応、しかし全てのブラウザに対応する、IDEが動かなくなったこともありWebDriverが主流ですね。
テストコードはGithubで管理、言語は、Javaでというように。。
私はEclipseでちょこちょこ書いてたりします。
アプリはAppiumだったり。。
こんな感じです。
あとテスト資格があり、JSTQB認定技術者Foundation Level試験が
開発でいう基本情報技術者にあたるもので、テストベンダーでは取得必須のようです。
この職種はまだまだこれからであり、私も勉強したいと思います。
AIのテストなんかはどうするんだろうかと思ったり。。